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近視・遠視、錐状体・杆状体、水晶体・硝子体…感覚器「目」について。まぎらわしい言葉をきちんと覚えるコツ【勉強キライな人のための衛生管理者・労働生理の勉強】

勉強キライな人が
衛生管理者の勉強がしやすくなるよう
労働生理について
ゆるく解説しています。

今回はまぎらわしい言葉の多い
目についてのお話です。

目の構造はカメラと一緒

まずは、目の構造を覚えましょう。

覚えるのはこの5つ。



目についての試験問題は
「虹彩はカメラでいうしぼりにあたる」
という感じで出てくるので
一緒に覚えていきましょう。

角膜→レンズ

カメラでいうとレンズにあたるのが
角膜(かくまく)です。

黒目の表面の
コンタクトをのせる部分です。

「角膜炎」ってよく耳にしますが
目の一番表面の部分だから
炎症が起こりやすいのも
納得です。

虹彩→しぼり

虹彩(こうさい)は
黒目の外側の部分です。

アニメの瞳には
青、緑、赤など…
虹のようにいろんな色がありますよね。

あのキラキラしている部分。
カメラでいうと
しぼりにあたります。



ここが開いたり閉じたりすることで
入る光の量を
調節することができます。

水晶体→厚さ変えるレンズ

水晶体(すいしょうたい)は
黒目の真ん中の部分です。

水晶体に光が通ることによって
映像が白目裏に映し出され
脳へと情報が届きます。

水晶体の大きさは変わりません

明るい時と暗い時で
黒目の真ん中の大きさが違うのは
虹彩のせいです。

水晶体より表面の方に
虹彩がのっかっているので
外側から見える範囲が
変わっているだけのこと。



水晶体が変化するのは
大きさではなく厚さです。

水晶体は
近くを見る時は厚くなり
遠くを見る時は薄くなります。



眼鏡って、視力によって
レンズの厚さ変わりますよね。

あれは
水晶体がちゃんと
厚さを調整できなくなってしまったため
眼鏡のレンズで調整しているのです。

水晶体も角膜同様
カメラのレンズにあたる部分ですが
厚さ変わったりするので
広角レンズとかマクロレンズとか
そんな感じです。

網膜→フィルム

網膜(もうまく)は
白目の内側にある膜で
カメラでいうフィルムに
あたります。



映像を映し出すところです。

網膜の2種類の細胞については
あとで詳しく解説します。

間違われやすい硝子体

硝子体(しょうしたい)とは
白目の内側の
じゅるじゅるしている部分です。

魚の目を食べたことある人は
分かると思いますが
あのゼリー状のものが
硝子体です。



硝子体は
漢字や雰囲気が似ているため
水晶体とひっかけようとして
問題に出されますので
読み方で区別しましょう。



硝子体の「硝子」は
「ガラス」とは読みません。

だから
ガラスのように硬くなく
ぶにぶにしたゼリー状のものです。

映し出すのは水晶体。

占い師(魔女?)が
物事を映し出すのに使う
あの水晶と同じ漢字、同じ読み方です。

2種類の視細胞

目って外からの光が
水晶体を通り
白目の内側の網膜に
映し出されることによって
映像が認識できるんです。



この網膜には
2種類の視細胞があります。

明暗を感じる杆状体と
色彩を感じる錐状体です。

杆状体(かんじょうたい)

杆状体の「杆」って漢字
直線ばかりで構成されていますよね。

懐中電灯も
直線の棒状ものが多い!

ということで
明るく照らす
懐中電灯でつくれる「杆」が
明暗を感じる方です。

錐状体(すいじょうたい)

錐状体の「錐」の漢字は
先がとがっていることを表します。

金の上の部分とか
漢字からとがっています。

絵の具をつける筆の先も
とがっています。

色鉛筆の先も
とがっています。



とがっている「錐」が
色を感じる方です。

遠視・近視・乱視

最後に見え方について覚えます。

まず簡単な乱視から覚えましょう。

乱視

どんなに美しいモデルさんを
カメラで撮っても
レンズが傷ついていれば
美しく撮れません。

乱視はこれと同じこと。

角膜に
ゆがみやデコボコがあって
映像が乱れることです。

近視・遠視

「眼球の長軸が長すぎるため
平行光線が網膜の前方で像を結ぶものが
近視である」

これが、目の勉強のやる気をそぐ
問題文です。

でも大丈夫。

これを絵に書くだけで
分かりやすくなります。



「長軸」は
黒目から網膜までの距離のこと。

像が結ぶのが長軸より
黒目に近ければ近視
黒目から遠ければ遠視です。

まとめ

目は漢字がたくさん出てきて
難しく見えますが
逆に漢字を使って覚えると
意外とカンタンなんです。

漢字も絵もフル活用して
イメージでサクッと
覚えちゃいましょう!

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