整体院A「あなたの肩こりは、腰が原因ですね!」
整体院B「肩こりには、肩甲骨はがしが効きますよ!」
整体院C「普段細かい作業が多いでしょう!腕の疲れが肩にきているのよ!」
・・・で、結局どうしたらいいの???
ひとつの整体院にしぼりこめないときによくある
見立ての違い。
信用できる整体院が見つかれば
そこに通えるけど、
それを見つけるまでに
いろいろなことを言われるから
どこに行けばいいのか迷ってしまいます。
肩こりを治したくて行っているのに治らない。
何をすればいいか?
どの整体院に行くべきか?
迷って検索しているうちに、肩こり悪化・・・
そんな「整体難民」の方におくる
肩こりの原因と、解決方法です。
肩こりの本当の原因は血流!?
結論から言いましょう。
肩こりの原因は
血液がうまく循環しないこと
です。
「こる」という現象は
不要になった老廃物が流れず
筋肉に蓄積されてしまうことによって
痛いとか、だる重いと感じる現象です。
筋肉の中には血管が通っていて
この老廃物は通常
その血管の中に回収されて
血液によって腎臓などに運ばれ
体外に排出されます。
しかし、筋肉がかたくなると
その血管は押しつぶされてしまい
血流が悪くなります。
老廃物がうまく流れなくなるばかりか
必要なものが筋肉に届きません。
動くための栄養と体温を失った筋肉は
ますますかたくなり
その結果、こりが生じます。
では、
筋肉がかたくなってしまった原因は
一体どこにあるのでしょうか??
どの整体師の見立ても正しい
その原因は様々です。
例えば、一番最初にあげた3つ整体院の考えた原因。
じつは、どれも正解なんです。
整体院A「腰が原因説」
STEP1
脚を組むなど、腰の骨が傾き
腰と背中をつないでいる筋肉が縮む
STEP2
カラダが斜めになってしまわないよう
肩の筋肉がひっぱり返す
「肩こり」になる!
整体院B「肩甲骨が原因説」
STEP1
猫背などで
肩甲骨が前にずれる
STEP2
背中から肩にかけての筋肉が
ひっぱられる
「肩こり」になる!
整体院C「腕が原因説」
STEP1
細かい作業やパソコンなどで
腕の筋肉が縮んだまま固まる
STEP2
この筋肉に上腕骨がひっぱられて
肩が前に出る
「肩こり」になる!
いろいろ ありすぎる
血流を悪くする原因は
残念ながら
この他にもたくさんあるんです・・・。
ストレートネックが原因のこともありますし
胃や肝臓の不具合から起こることもありますし
外反母趾からくることだってあります。
当然、ストレスによるものだってあります。
どれが本当の原因か探るのは
相当難しいです。
なぜなら、
人間のからだは、いろいろなものが
いろいろな所でつながっているから。
例えば、土台であり、軸である骨は
「筋肉」でつながっていますし、
その筋肉を動かすためには
指示を出す脳と「神経」でつながる必要があります。
体中に張り巡らされた「血管」で
栄養や体温などを全身に届けているわけですし、
「内臓」同士のつながりもあります。
一番大きな臓器と言われる「皮膚」は
全身をすっぽりと覆っています。
つながっている、ということは
全身、何かと関係しあっているんです。
だから、どれが始まりかなんて
たまごが先か、にわとりが先か?くらい
難問。
だから、肩こりを解消したいと思ったら
腰や肩甲骨、腕のどこに問題があるか考えるより
全身一度にアプローチできる「姿勢を正す」ことが
一番手っ取り早いんです。
すぐにできる姿勢のつくり方
さっそく「いい姿勢」をつくってみましょう。
椅子に座ってください。
この時、お尻のほっぺの一番下にある
「座骨」という骨を意識します。
この座骨を、椅子に刺して
上半身を立たせるイメージで座ります。
これができると、
背筋が自然と伸びます。
次に、肩を大きく前から後ろに回して
一番後ろにきた時に止め、力を抜きます。
肩甲骨をかるく寄せるイメージを持つと
肩の力を抜きやすいです。
そのまま腕の力は抜き
手のひらを上に向けて
ももの上に置きましょう。
最後に軽くあごを引きます。
そのまま深呼吸してみましょう。
どれだけ肩こりを放置してきたかで
感じ方は違ってきますが、
ポカポカしてきたり
いつもより息が吸いやすかったり
頭がさえるような感覚があれば
それは、血流がよくなった証拠です!!
このカラダの使い方が
無意識でできるようになれば
肩こりに悩まなくてすむでしょう。
逆に、何度やってもうまくできない人は
それだけ筋肉が
かたまってしまっている ということです。
頑張りすぎてストレスになっちゃうと
また血流が悪くなってしまうので
あせらずに、のんびりチャレンジしてください。
固くなりすぎた筋肉をほぐすには
お風呂などでゆっくり温めたり
きちんと水分をとったり
整体やマッサージを使うのも手。
コリをほぐした後は
いい姿勢を維持するように
心がけましょう(^^♪
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