自立した健康人になる!

お金・経済が苦手でもすんなり読めちゃう本「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」

久しぶりに大当たりの本!!

おカネの教室

僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

高井 浩章

お金、経済、世の中のことに

苦手意識を持っている人に

ゼヒ!!読んでほしい!!!

 

泣けて、笑って、学べる本です!

 

勝手に評価
ビックリするほど「おかね」が分かる
(5.0)
早く続きが読みたい
(5.0)
かせぐ人のかっこよさに感動
(5.0)
総合しておススメ度
(5.0)

内容

お金を手に入れる方法は6つあります。

・かせぐ

・ぬすむ

・もらう

・かりる

・ふやす

・〇〇〇

 

この最後の方法を

中学生のクラブ活動を通じて

考える物語です。

 

答えを導き出すまでに

経済のこと、仕事のこと、世の中のこと

理解が深まります。

 

リーマンショック、GDP、

借金、投資、貧富の格差など・・・

 

普通に勉強しようと思うと

ちょっとハードルが高いものでも、

すんなりと受け入れることが

できるでしょう!

 

ビックリするほど「おかね」が分かる

経済って難しそうだし

お金の話ってなんとなくしづらいし

世の中のことなんて知っても

あんまり役に立たなそうだし。

 

なんて、苦手意識と言い訳で

その辺のことから逃げ続けて25年。

 

いい大人なのに

その辺の話についていけないのって

ヤバい気がする・・・と

感じてはいたものの

さらに放置し続けて、はや〇年(自主規制)

 

何回か、経済の本を手に取ったことはありましたが

けっきょく興味が持てず「積読(つんどく)」でした。

 

そんな中、今回この本に出会い

今までの苦手意識ってなんだったんだろう?

というくらい

本当によく分かります。

 

 

この本の著者は、ベテラン経済記者です。

ということで、

内容がしっかりまとまり

分かりやすく構成されています。

 

・・・なんて

そんな「分かりやすい」レベルではないのです。

 

腹にストンと落ちるのです。

 

最近は「マンガで分かる〇〇」とか

「見ただけで分かる〇〇」とか

文章が苦手な人でも読みやすく

分かりやすいものが増えています。

 

が、この本は、ほぼ文章。

なのに、

腹にストンと落ちるのです。

 

ホントに、びっくりするくらい

「あ、なるほど」

「そういうことか。おもしろいな」

と素直に思えるのです。

 

 

その理由は

当時、小学生だった娘のために

お父さんが書いたものだから。

 

 

どうやったら興味を持つかな?

なんて書いたら分かりやすいかな?

って、きっとすごく考えたんでしょうね。

 

専門用語が少なくて

使う時には、意味がしっかり書いてあります。

しかも、子どもがしゃべる言葉

もしくは、子どもにしゃべる言葉で。

 

複利とか、GDPとか、福祉とか

ただ勉強しようと思うと

拒否反応が出そうな言葉でさえも

子どもが知っている言葉を選んでいるから

すんなり分かっちゃいます。

 

私がお気に入りの言葉は

「フツー最高、フツーなめんな」です。

こんな感じで、とってもカルイです!笑

 

また、キーワードがひらがななのも

難しく見せないポイントだと思います。

「かせぐ」

「ぬすむ」

「もらう」

「かりる」

「ふやす」

 

このように

読みやすく、内容が分かるから

次も知りたくなり、

学ぶことに抵抗がなくなるから

ストンと腹に落ちるのでしょう。

 

 

きちんとした情報が

たくさんの工夫によって

ビックリするくらい理解できます。

 

お父さんの愛は、すごい。

お父さんの仕事って、すごい。

 

早く続きが読みたい

苦手な経済について書かれている本なのに

早く続きが読みたいと思えました。

 

ホントに早く読みたくて

仕事を早く片付けて

1日で読んじゃうほどに(笑)

 

それは、

経済っておもしろい!もっと知りたい!

と思ったのもありますし

単純に物語としても、おもしろいからです。

 

1回読んだだけでは

もったいないくらいの物語。

この物語は3人を中心にしています。

 

明るくて優しくて

なかなか重い過去をペロっと暴露する

カイシュウ先生。

 

庶民派で共感できる

スナオで可愛らしい中坊

サッチョウさん。

 

お金持ちでかしこい

将来は絶対ステキ女子

ビャッコさん。

 

いじったり、いじられたり

的確なツッコミでくすっと笑ってしまったり、

家族の何気ない会話でほっこりしたり、

勇気を出して本音をぶつける場面では

一緒に泣きそうになったり。

 

そういう物語のおもしろさがあるから

続きが早く読みたいと思っちゃいます。

 

ほかにも、

男の子っておバカだなぁとか

家族の愛とか

器の大きさ

働く人の想い・責任

教育の大事さ

「おしえる」技術や楽しさ

「分かる」楽しさ

など、たっくさんのことが学べます。

 

内容が濃いのに

書き方がかるいから

ホントに読みやすくて

もっと!と思ってしまいます。

 

おもしろくて、やめられなくなりそうだから

寝る前はやめておいた方がいいかも(笑)

 

かせぐ人のかっこよさに感動

このクラブでは

働く=稼ぐ

ではありません。

 

働いてお金を得ることを

「かせぐ」と「もらう」

そして「ぬすむ」に分けています。

 

『かせぐ』は、世の中がより豊かになるよう、

多くの富を生み出すという意味です。

 

おカネの教室 218ページ より

 

この本には

たくさんの働く人が登場しますが

「かせぐ」人がとてもカッコイイんです。

 

特にビャッコさんのおばあちゃんは

本当にカッコイイ。

バリバリ働いて、将来を見据えて、

きっちり教育して、

頭の回転もよく、ハッキリと言う。

でも、愛にあふれた優しい人です。

 

お金という「信用」をたくさん得ることは

ただ働くだけじゃなくて

人からの「信用」も集められないと

なかなかできないことだと思います。

 

事業が大きくなればなるほど

人手がいるし、関わる人も増えるから。

そして、人が増えれば

必要なお金も増えるから。

 

そして、人からの「信用」は

世の中をこういう風によくしたいという

信念やこだわり、

やりたくない仕事でも逃げない責任、

やり遂げる計画性、

役割分担とチームワーク、任せること

などによって、得られると思います。

 

このへんは詳しく書かれていませんが

働く人との会話の中で

十分感じることができます。

 

お金の話だけじゃなく

生き方、働き方についても

考えるきっかけをもらった本でした。

 

まとめ

カイシュウ先生ステキすぎです。

なので、

お金に興味がある人もない人も

ぜひ、読んでみてください!笑

 

 

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