まず知りたい「体の基本」
体には骨という柱があります。 骨がないと タコのように グネグネするしかできません。 骨があるから 重力に負けずに立ったり 歩いたり、筋トレしたりできるんです。 しかし、骨は自力では動くことも 曲げることもできません。 動くためには筋肉が必要です。 筋肉は、骨と骨をまたいでくっついいています。 片方の骨を固定したまま筋肉を縮めると もう片方の骨は筋肉に引っ張られて動きます。 例えば、膝を曲げる時は 太ももの骨を固定して 太ももの後ろ側の筋肉 ハムストリングスを縮めます。 ハムストリングスは、 片方はお尻側の足の付け根あたり もう片方は すねの骨の後ろ側についてる筋肉です。 だから、すねの骨が引っ張られて 膝が曲がるんです。 これが、体を動かすということ。 そして、曲げる運動があれば 伸ばす運動も必要ということで、 逆の動きをする筋肉 拮抗筋(きっこうきん)が存在します。 この膝を曲げるハムストリングスの拮抗筋は 太ももの前にある大腿四頭筋です。 大腿四頭筋は 体の前側の足の付け根と すねの骨の前側をつないでいます。 膝を曲げている状態で 太ももの骨を固定して大腿四頭筋を縮めると すねの骨が前側に引っ張られ膝が伸びます。 筋肉はこのように 一方が縮むと一方は伸びる 「シーソー」のように動いています。壊す理由はバランスが崩れるから
この、片方が縮んで関節が曲がり もう片方が縮めば関節は伸びる というシステムは 「バランス」が重要です。 「縮む」と「伸びる」は 連動して動いているので、 どちらかが動かなくなってしまうと もう片方も動けなくなってしまうんです。 例えば ずっと座りっぱなしで 膝が曲がっている状態をキープしていた場合。 もも裏の筋肉ハムストリングスは 縮まったまま固くなってしまいます。 すると、 拮抗筋である大腿四頭筋もきちんと動けず 立ったときに膝がきちんと伸ばせなくなり 関節の負担になります。 その結果、膝に痛みが出ることがあります。 もう一つ、腹筋の例をあげましょう。 腹筋ばかりを鍛えると 拮抗筋である背筋と 筋力のバランスが取れず 体は前に傾きやすくなります。 すると 腰の筋肉が常にのばされ負担がかかり 腰痛になる危険があります。 そうならないために 前と後ろ、右と左、上と下など バランスよく使う & 鍛えるのが 大事です!!バランスとれるといい事いっぱい!
バランスよく筋肉が使えるようになると たくさんメリットがあります!体がラクに動く
バランスが悪いと 体を支えるために力を使います。 常に重い荷物を持っているような状態なので 疲れやすいのは当然です。 バランスが良い状態というのは 重い荷物を手放すのと同じこと。 だから、カラダは驚くほど 楽に動かせるようになります!見た目が良くなる
バランスが悪い筋肉は体を歪める原因になります。 歪むと 内臓の位置が下がってぽっこりお腹になったり 猫背や、体が傾いてしまうこともあります。 バランスを整えることで その歪みが軽減され スタイルや見た目がよくなります。 野菜でもそうですが やはり形のキレイなものほど 選ばれますよね。血流がよくなる
体には、血管があります。 血管は頭の先から指の先まで 身体中に張り巡らされています。 カラダのバランスが崩れると 血管がつぶされたりねじれたりして 血液の流れを悪くしてしまいます。 血液は 酸素、栄養、熱、ホルモン、老廃物などを 運んでいるので、 流れが悪くなれば不調が起こるのは当然のこと。 バランスを整えることで 血流が改善し その結果、健康的なカラダになるんです。
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