自立した健康人になる!

必ず覚える!血液の4つの成分と役割。さらに意外と出る男女差【衛生責任者・労働生理のお勉強】

人体を流れる血液。

血液が流れているからこそ
人は生きていけます。

そんな大事な血液を勉強する
第一回目です。

血液とは

血液とは、皆様ご存知の通り
ケガをすると流れる赤い液体です。

血液は体重の1/13をしめています。

この1/13、問題によっては
分数ではなく少数で出ることもあります。
そんな時はあわてず
1÷13をして
0.07~0.08と計算すればOKです。

血液には、主に4つの役割があります。

①栄養、老廃物、体温、ホルモンなどの運搬
②酸素の運搬
③からだを守る免疫機能
④ケガをしたときに血を止める凝固作用

そして、血液の成分も4つに分けられます。

①血しょう(水分)
②赤血球(赤い細胞)
③白血球(種類いろいろある細胞)
④血小板(小さーい細胞)

この4つが、それぞれの役割を担います。

いろいろな運搬は血しょう

栄養や老廃物など
いろいろなものを運搬するのは
血しょうです。

ちなみに漢字では血漿と書きます。
このあと出てくる
「血小板」とごっちゃにしないように
注意してください。

血しょうを簡単に言ってしまうと
水分です。

治りかけの傷から出る
透明のサラサラしている方の液体です。

運ぶというか
血しょうに流されているんですね。

腸で吸収された栄養素
代謝によって生じたゴミ(老廃物)
体温やホルモン、血球など
血管に入ってきた
あらゆるものを流しています。

そして、血しょうは
大事なタンパク質も一緒に流しています。

その中でも
この2種類はテストによく出るので
覚えていた方がいいです。

浸透圧のアルブミンと免疫のグロブリン

カタカナを覚えるのが苦手な私は
進撃の巨人のイメージで覚えました。

浸透圧って
血管の中と外の塩分濃度を
一定にすることです。

アルミン(金髪のおとなしそうな子)は
優しいから
塩分を平等に分けてくれる。と覚えました。

一方、免疫は細菌やウイルスと戦う力です。
進撃の巨人の戦うシーンは
割とグロい。という感じです。

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衛生管理者のテストは
記述式じゃないので
アバウトな覚え方でも
大丈夫ですよ。

酸素の運搬は赤血球

酸素の運搬をしているのは
赤血球という赤い球です。

この赤は
ヘモグロビンという
たんぱく質の色。

ヘモグロビンは
ヘム(鉄)+グロビン(タンパク質)
によってできています。

フュージョンより
安直な名前の付け方。笑

肺に取り込んだ酸素は
赤血球の中のヘモグロビンと結合し、
水分(血しょう)にのって
全身を流れていきます。

そして、酸素を必要とする細胞に
酸素を渡してあげるんです。

血液の流れ方はこちらからどうぞ

ゆるいからカンタンに分かる心臓・血液循環【衛生管理者・労働生理のお勉強】


赤血球は120日で役目を終えます。

余命4か月と考えると
儚い命のように聞こえますが、
血液細胞の中では一番長生きです。

免疫は白血球

免疫機能を担うのは白血球です。

免疫とは
体に侵入してきた細菌などと
戦う力のことです。

ということで、白血球は
体の秩序を守る
兵士の役目をしています。

白血球はいろいろな種類があります。

まぁまぁ覚えることがあるので
白血球に関しては
こちらの記事にまとめました。

必ず覚える血液!からだを守る戦士「白血球」と免疫の話【衛生管理者・労働生理のお勉強】



ちなみに
白血球の寿命は、組織に出てから
4~5日くらいだそうですが、

細菌をいくつかやっつけると
力尽きて死ぬので
数時間しか生きられないことが
多いようです。

衛生管理者のテストの
血液細胞の寿命に関しては
「赤血球が120日で最長」だけ
覚えておけば問題ないと思います。

止血は血小板

血小板は、止血を担当します。

血小板は
血液をつくる細胞のかけらなので、
小さくて、不定形な細胞です。

ケガをすると
血小板が傷口に集まります。

そして、血しょうの中の
フィブリノーゲンというたんぱく質を
フィブリンに変えて
他の血球もろとも傷口を固めて
かさぶたをつくります。

フィブリノーゲンというは糸
その糸をあみ状にして
血球でせき止めるイメージです。

このかさぶたをつくることを
凝固作用といいます。

次回説明する「凝集」とは別物ですので、
気を付けてください。
かさぶたは固いから凝固です。

血液成分の男女差

血液の成分の割合には
男女差が存在します。

同じ血液量(100%)中に赤血球は
男性で45%、女性は40%
入っています。

この赤血球の容積を
「ヘマトクリット」といいます。

男性ホルモンには
血をつくれ!と指令を出すホルモンの分泌を
促進させる働きがあるから
差がでるそうです。
(↑これは多分テストに出ないです)

また、赤血球の中にある
ヘモグロビンの量も
女性の方が少ないです。

つまり運べる酸素の量が
女性の方が少ないということ。
だから男性より女性の方が
貧血になりやすいんですね!!

ということで、
赤血球のことに関しては
男女差(女性の方が少なめ)があります。

おそらく
細かい数字は出てこないと思いますが
心配な方はどうぞ

血液1μml中の赤血球の数
男性500万個
女性450万個

ヘモグロビン
男性13~16g/dl
女性12~15g/dl


逆に男女差がないのは
止血の役目がある
血小板の数です。

血が止まりやすいかどうかは
男女に差はありません。

血小板の基準値は
1μm中に15万個~35万個という幅があり
男女差というより、個人差の方が大きいです。

まとめ

血液は出題されることが多いので
しっかり勉強しましょう。

特に
言葉と割合は
覚えた方がいいです。

今回勉強した部分だけでも
血液は体重の1/13とか
ヘマトクリットは40~45%とか
出題されやすい所があります。

この割合を覚えるのに
今回は白血球の詳細を
飛ばしました。

次回は
血液中にはほんの少ししかいないのに
いろいろな種類がある
白血球について解説します。

知識が混ざらないよう
今回の部分をしっかり頭に入れた状態で
勉強してください。

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